ソース: 日産の映像ライブラリー
キャンプ好きが次に乗りたいクルマを調査企画の2回目は、日産 セレナです。
2016年8月にフルモデルチェンジした日産セレナ。2017年上半期の販売台数がミニバンで1位になったそうです。
5ナンバーサイズのミニバンでクラスNo.1の室内長と室内幅のセレナは、普段はファミリカーとして使いしながら、休日にはたくさんのキャンプ道具を積み込んでファミリーキャンプ楽しむというスタイルにピッタリの車といえるかもしれません。
Youtubeに「日産セレナ 開発責任者の週末! Serena: A Weekend with Chief Engineer」という動画がありました。
この動画に出演している開発責任者の磯部さんは、ご自身がセレナオーナーで、キャンプなどの様々なアウトドアを楽しんでいる方です。動画中にキャンプシーンもありました。
そして次のように話されていました。
具体的にどう使ったらより楽しく快適に過ごせるか、全員で考え抜いた心のこもった車です。
実際にアウトドアを楽しんでいる方が開発携わっている車だからこそ、そういう使い方を求める人が欲しいと思うポイントがあるのでしょうか?
実際に「次に欲しい車は日産セレナ」っていう方が、どんなところに魅力を感じているのかを聞いてみました。
さらに、実際に日産セレナに乗ってキャンプに行っている方のお話しもご紹介します。
セレナが欲しい理由
荷物がたくさん積めて人も乗れるセレナが良いかな(30代・女性・神奈川県・4人家族)
mimoriチャンさん(30代・女性・神奈川県・4人家族)
アウトドア:キャンプ
現在お乗りの車:マツダ アクセラスポーツ 1.5 15F
今の車(マツダ アクセラスポーツ 1.5 15F)はキャンプ用品を積むとキツキツで、子どもが座る座席の足元にも荷物を置くような状況なので、荷物がたくさん入り、かつ余裕がある大きい車がほしい。
また、4人家族で5人乗りのセダンタイプだと、祖父母や子どもの友達とその家族が乗せられないので、今よりたくさん乗れるタイプがほしい。
そして、子どものチャイルドシートも結構場所をとっているという状況なので、次に購入する車は日産セレナがいいなぁと思っています。
キャンプで、悪天候の時は、車内で足を延ばしてねたり、着替えに使ったりと、生活空間としても使ってみたいですね。また、自転車などを積んで行って、出かけ先でサイクリングなどもしてみたいです。
今は、積める荷物に制限があるので、キャンプと登山、キャンプと海遊びなどの組み合わせがなかなか難しいです。なので、日産セレナに乗り換えたら、荷物の多さを気にせずにたくさん積んで、気ままにアウトドアを楽しみたです。
キャンプ用品もたくさんそろえたい。いまは、必要最低限のキャンプ道具と荷物(テント、寝袋、コンロ、テーブル椅子、ランタン、キッチン用品、着替え)を乗せるだけでキツキツの状態です。ダッチオーブンや、ゆったり座れる椅子なども追加したいですし、子どもの遊び道具なども持って行きたいです。
ただ、今の駐車場が機械式駐車場で、車高が155センチまでしか入らないところを借りているので、今すぐにという訳いはいかないです。
車高が155センチまでで、7人乗りなどの車でもうれしいが、最近はオデッセイやストリームみたいな車は少ないって感じますね。
210センチまでの車もOKな駐車場もありのですが、人気があって順番待ちの状況。もしくは、屋根がない雨ざらしのところになってしまうので、現時点ではちょっと考えてしまうという事情もあります。
アウトドア目的でセレナを購入しました
チョコットさん(40代・女性・大阪府・4人家族)
アウトドア:キャンプ・釣り
現在お乗りの車:日産 セレナ ハイウェイスター
Q.比較してどっちにするか迷ったクルマってありますか?
比較しませんでした。いづれ購入したいと思っており、ボチボチ下見に行こうと思って行ったところ一目ぼれして購入しました。
Q.セレナを買う!って決めた理由は?
セレナを購入する前は、スズキのソリオに乗っていました。魚釣りにはこの車でも何とか行けたのですが、毎年夏にキャンプに行くようになり荷物を積むのが本当に大変で、運転席以外は足元も荷物で一杯になり、足をあげて乗る様な上程でしたので、大きな車が欲しいと思っていました。
また、子供がまだ小さく、ほとんどリクライニングのないシートで首を横にまげて寝ている姿が可哀そうでしたので、完全にシートが倒れる車が欲しく、セレナはシートアレンジが最高なので迷いなく決めました。
Q.セレナに乗ってみてどうですか?
年に一度のキャンプに行く時は、荷物の積み方を考えなくてもスムーズに積み込む事が出来ますし、一列目と2列目を移動させる事が出来るセンターシートがある事により、大人でも車内をウォークスルー出来て便利な上、使い方によって長い荷物も積む事が出来るので本当に便利です。
魚釣りに行く時も、折りたためない釣り竿も積めますし、何といっても長距離移動の時に子供が楽に寝て行けるので嬉しいです。
見た目はボクシーの方が恰好良いとも思いますが、内装は質感・機能的にも断然セレナの方が良いと感じるのでこの車にして本当に良かったです。
また、s-hybridですが思っていたより燃費も良くキャンプや魚釣りの様に遠出をする時は14km/?程走ってくれるので有難いですし、クルーズコントロール機能は高速道路等一定速度で運転出来る道路では、運転していてもとても楽で、速度調整もハンドルで出来るのが最高です。
ただ、自動ブレーキはちゃんと機能しているのかよく分かりません。前方の車等に近づくと可愛らしい警告音は鳴りますが、初めて乗った時は「何の音?」と言う程警告には聞こえず、慣れた今でも「これは警告にはならないなぁ」と思う程分かりにくい音なので、もう少し警告音らしい音にして欲しいと思います。
はみ出し防止機能もついていますが、これもいまいち良いのかどうか分からない程度の機能です。
ですが、トータル的に見るとこのセレナだけのシートアレンジは最高で、一目惚れで購入してしまいましたが、購入して本当に良かったと思います。この車のお陰で家族でのお出かけ回数がかなり増え、購入して1年半で走行距離も35,000キロになりました。
アウトドア好きの方で、「普段はファミリーカーとして、そして休日はアウトドアで使いたい」と言う方にはお勧めの車です。
人気のミニバン日産「セレナ」
5ナンバーサイズミニバンは、時代が求める室内の広さや多彩なシートアレンジ、使い勝手、快適性などなどが高い評価を受け、国内の自動車市場に確固たる地位を築いています。
2016年に発表された新型「セレナ」は、これまでのミニバンが持つ特徴に加えて、最新の先進技術を採用することによってミニバンとしての機能をさらに進化させ、国内のミニバン、そして乗用車市場に大きなインパクトを与えました。
登場以来、国内のミニバンクラストップの販売台数を記録し続ける日産セレナの魅力を解き明かしてみましょう。
日産セレナの概要
2016年8月にフルモデルチェンジされた5代目の現行モデルは、新世代の日産のデザインの象徴である「Vモーション」を採用したのをはじめ、「フローティングルーフ」も採用し、サイドウィンドー下端線の「シュプールライン」はより伸びやかなデザインとなって継承。リアコンビランプはブーメラン型となりました。
パワーユニットは先代から引き続き、直列4気筒2.0Lとマイルドハイブリッドの「S-ハイブリッド」を採用、そして単一車線運転支援技術「ProPILOT(プロパイロット)」が新たに採用されたことが大きな話題を呼び、販売台数でも前年比2倍に迫るセールスを記録しています。
セレナの先進技術「ProPILOT(プロパイロット)」
現行セレナを語るうえで、ミニバンクラスでは世界初となるプロパイロットについて最初にふれないとならないでしょう。
自動運転技術と言われている プロパイロットですが、正確には 同一車線自動運転技術 というもので、きわめて限定的なものです。
高速道路などの自動車専用道路に限りますが、ドライバーが設定した車速(約30~100km/h)を上限に、先行車両との車間距離を一定に保つクルーズコントロールに加え、車線中央を走行するようにステアリング操作を支援し、ドライバーの運転をサポートする機能を備えています。
また、先行車両が完全に停車した場合、自動的に停車しドライバーがブレーキを踏まなくても停止状態を保持します。また、先行車両が発進すると、ドライバーが簡単な操作をするだけで、追従走行をします。
これにより、高速道路の渋滞走行や長時間の巡航走行時に感じていたストレスを大幅に低減することができるというわけです。これがプロパイロットなのです。
そして、「インテリジェントパーキングアシスト」、「スマート・ルームミラー」、「エマージェンシーブレーキ」、「踏み間違い衝突防止アシスト」そして「LDW(車線逸脱警報)」 などの安全装備がプロパイロットに加わることで、自動運転にかなり近づいた印象になるはずです。
セレナの居住性能
クラスNo.1の室内長と室内幅を誇るセレナは、1列目から3列目シートのひざ周りスペースにゆとりがあり、2列目のシートベルトをシート内蔵式にしたことにより、3列目シートに座っても開放感があふれる快適な室内空間を実現しています。
さらに、荷物で両手がふさがっている時でも、クルマに触れずに開閉可能な「ハンズフリースライドドア」を装備。
人気のシートアレンジがさらに進化し、女性でも楽にシートを動かせるようシートの操作力を大幅に軽減したことで、3列目シートからの乗降性が向上しています。また、リビングのように足をのばしてリラックスできる「2列目超ロングスライドシート」を採用し、より多彩なシートアレンジが可能となっています。
また、3列目シートからでもドアの開閉ができる「スライドドアスイッチ」、 最大6個の装着が可能なUSB電源ソケット、スパイナルサポート機能付の「ゼログラビティシート」など快適なドライブのための装備も盛りだくさん。
そして、フタを開いて給油口にそのままノズルを差し込むことができる「キャップレス給油口」 は、給油キャップで手を汚さずに給油できることから、ストレスも低減されるでしょう。
セレナのラゲッジルーム
2通りの開き方ができる「デュアルバックドア」は、バックドア上部のみを開閉することで、後ろが狭い駐車場でも荷物の出し入れが可能となり、また、荷物を多く積んだ時にも荷崩れを気にせずバックドア上部の開閉ができます。
大きなバックドアはミニバンの特徴でもありますが、大きいが故に意外と不便なこともあります。普段の買い物程度ならバックドア上部から出し入れできるのは非常に実用的であり、荷物が室内に散乱することも防げます。
オプションのラゲッジテーブル+マルチラゲッジネット(3WAYタイプ)+ラゲッジアンダーボックストレイ を使えば、さらに多様な使い方もできるでしょう。
サードシートは折りたたんでリアピラーに固定するタイプなので、荷室スペースがすっきりとしており、1,875mm.の全高をいかして多くの荷物を効率よく積み込めます。
セレナの燃費と走行性能
燃費性能においてはS-HYBRID搭載車は新型モーターの搭載により、JC08モード燃費をクラスNo.1の低燃費17.2km/Lに向上させ、4WD車にもS-HYBRIDを搭載したことで燃費を向上しています。
また、ホイールハウスに採用した吸音ライナーによる静粛性の向上を高めるとともに、車体剛性の向上やショックアブソーバのサイズアップにより、高速走行での安定感と乗り心地の良さを両立させています。
トヨタ車のように本格的なハイブリッド車を設定していないことが唯一の欠点とされていますが、プロパイロットを装着するユーザーが多いこともあり、販売価格を抑えるためにも既存のS-HYBRIDであることのメリットの方が多いという考えもできます。
まとめ セレナは現状のミニバンで最良の選択となるのか?
ハイブリッドによる低燃費のトヨタノア/ヴォクシー/エスクァイア。1.5Lダウンサイジングターボとわくわくゲートのホンダステップワゴンというライバルを尻目に大ヒットを続ける日産のセレナ。
結果からみればユーザーはハイブリッドよりも、わくわくゲートよりも、プロパイロットを評価しているように見えます。
室内の広さと低燃費という絶対条件に何を加えるのか、自動運転は本当に実用的なのか、様々な選択肢があるなかで、セレナの示したこれからのミニバンの可能性に、一度触れたみたいという欲求は確かにあるのです。
日産 セレナスペック表
S-ハイブリッド | 2.0 | |
JC08モード燃費 | 15.0~17.2 | 15.0 |
全長/全幅/全高(㎜) | 4,690~4,770/1,695~1,740/1,865~1,875 | 4,690/1,695/1,865 |
室内長/室内幅/室内高(㎜) | 3,170(3,240)/1,545/1,400 | 3,170(3,240)/1,545/1,400 |
ホイールベース(㎜) | 2,860 | 2,860 |
エンジン型式・排気量 | 直列4気筒・1,997cc | 直列4気筒・1,997cc |
最高出力kw(ps/rpm) | 110(150)6,000 | 110(150)6,000 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 200(20.4)4,400 | 200(20.4)4,400 |
モーター最高出力>kw(ps/rpm) | 1.9(2.6) | |
モーター最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 48(2.6) | |
乗車定員(人) | 8 | 8 |
トランスミッション | エクストロニックCVT(無段変速機) | エクストロニックCVT(無段変速機) |
駆動方式 | 2WD 4WD | 2WD |
日産 セレナグレード一覧
グレード | 駆動方式 | エンジン | メーカー希望小売価格(円) |
S | 2WD | 2.0 | 2,435,400 |
x | S-ハイブリッド | 2,489,400 | |
G | S-ハイブリッド | 2,847,960 | |
ハイウェイスター | S-ハイブリッド | 267,840 | |
ハイウェイスターG | S-ハイブリッド | 3,011,040 | |
ライダー | S-ハイブリッド | 2,949,480 | |
x | 4WD | S-ハイブリッド | 2,733,480 |
G | S-ハイブリッド | 3,135,240 | |
ハイウェイスター | S-ハイブリッド | 2,965,680 | |
ライダー | S-ハイブリッド | 3,182,760 |
プロパイロットは、下記の装備もセットした「セーフティパックB」として、「S」以外にメーカーオプション設定されています。
価格:243,000円
セット内容
○SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステム〈前席〉
○踏み間違い衝突防止アシスト
○インテリジェントパーキングアシスト
○進入禁止標識検知*1
○アラウンドビューモニター(MOD〔移動物 検知〕機能付)
○ふらつき警報*1
○フロント&バックソナー
○スマート・ルームミラー
○電動パーキングブレーキ
○オートブレーキホールド
○プロパイロット
○LDP(車線逸脱防止支援システム)
○ヒーター付ドアミラー
○ステアリングスイッチ(アドバンスドドライブアシストディスプレイ設定、プロパイロット、オーディオ)
☆キャンプ好きな人が欲しい&乗りたいと思っている車は他にもあります!
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